睡眠薬の副作用について

「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」「朝早く目が覚めてしまう」など、睡眠に関する悩みを抱えている人は少なくありません。その原因はストレス、リウマチや湿疹などの痛みやかゆみを伴う疾患、アルコールや薬物、精神や神経の病など様々です。

 

特に不眠に多いのが、不安や抑うつが原因の場合です。落ち込んだ気分が続く場合は、うつ病の可能性があるので要注意です。是非医師に相談して下さい。

 

このような不眠の時に処方されるのが「睡眠薬」です。その代表的なのが「ハルシオン」です。一度は耳にしたことがあるはずです。

 

多くの睡眠薬には、「ベンゾジアゼピン」という成分が含まれています。ベンゾジアゼピンは、脳の働きを抑制する「GABA-A受容体」に結合して、脳の働きをより強く抑制します。
つまり、心とカラダが動こうとする信号を遮断してしまうのです。薬で神経を抑制するのが、睡眠薬です。

 

医師の指示通りに服用していれば問題はありませんが、長い間服用しているとカラダは薬で抑制されるのが自然だと勘違いして、自分自身でコントロールが出来なくなっていきます。
体に異常がでたり、感情が不安定になるような「副作用」がでるようになるのです。

 

めまいや頭痛、嘔吐や食欲不振、腹痛や下痢、疲れや脱力感、肌荒れなどの湿疹、視覚障害や味覚障害、免疫の低下、など様々な副作用が報告されています。

 

特に妊婦の場合、胎児の脳の発達を遅らせ、学習障害や自閉症などになる危険性が指摘されていますので、睡眠薬の常用は控えるべきです。また、うつ病患者の症状を悪化させ、自殺に追い込むケースも報告されています。

 

最近では、非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬もありますが、副作用の心配が消えたわけではありません。睡眠薬の怖いのは、常用することでやめられなくなってしまうことです。

 

大切なのは、薬で無理やりコントロールするのではなく、「眠りやすいカラダ」を作ることです。運動や食生活、さらにはサプリメントの摂取などを考えることが大切です。